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新築の価格について
平屋は基礎が広くなる分価格が高くなるとか聞きますが、基礎って何故高いのですか?
私は全くの素人ですが、私からすると単に地面にセメントで型取って、水平を出しただけの単純なものに見えるのですが。
セメント代が高いのですか?
それとも技術が難しいのですか?
他のことで高いのですか?
回答
正確には基礎と屋根ですね。
平屋と総2階で仮に同じ床面積だった場合、サイコロを2個使って上に重ねたものを横に下ろしてくっつければ、上から見た時に2倍の面積になることは分かりますよね?
基礎工事の単価云々以前に、総2階建てなら不要な部分(倍の屋根と基礎)が平屋だと必要というだけで単純にその工事費は2倍とは言いませんが大きく追加になります。
一方、外壁は2階建ての方が多く使います。
横に並べたサイコロの互いに接した部分に外壁が要らないので。
総二階だと8面、平屋だと6面、つまり平屋は2階建てより2面分少ないので0.75倍です。
平屋ベースで考えると、「外壁」は0.75倍で済むけど、「屋根」と「基礎」は2倍使う。
どっちが高いと思いますか?
また外壁や屋根は大量生産できる工業製品ですが、基礎は一棟ずつ職人が現場にてオーダーメイドで作業を進めることや、作業の効率(養生(乾燥)期間)や工程の量も加味すべきでしょう。
家を建ててるのをみれば分かりますが、外壁や屋根はあっという間に終わりますが、更地状態から基礎完成まではけっこう何日も掛かります。
ウッドショックだなんだと言っても建築は人件費が一番高いので、技術云々以前に施工の日数が掛かる物は高いです。