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9年借りているところの大家から老朽化と大家自身の高齢化を理由に退去要求をされました。
先日大家より依頼された不動産管理会社から書面で半年後の退去要求を渡されました。そこには大家の名前と捺印、代理：管理会社名が下記にありました。
その際、代理の管理会社から「引っ越し代（引っ越し業者代）10～20万程度は支払うが立ち退き料は払わないし、これは立ち退きではない。」と言われました。又一週間後に「今より綺麗な物件があるので一度見るだけみてほしい」と言われ、ずっと断っていたのですが あまりにもしつこいので 見るだけ見て帰ってきました。
その時も「お金のことは大家と相談しないとわからない」の一片張りでした。
私としては家賃の6ヶ月から1年分と次の敷金礼金分、引っ越し業者代等の所謂
「立ち退き料」を請求したいのですが、個人で訴えてよいものでしょうか。
それか弁護士さんか司法書士さんにお願いした方がいいのでしょうか。
地域の役所の相談会で弁護士さんに話したところ、「弁護士にお願いしても半額以上取られるからやめておきなさい」と言われました。
この場合司法書士さんならもう少し低額でお願いできるのでしょうか。
素人でどう対処すればいいかわかりません。
回答
通常の明け渡し訴訟の流れは、入居者が退かない→大家が明け渡しを求めて提訴となります。そのためわざわざあなたが訴えずとも立ち退かない意志を示せば裁判となるでしょう。
しかし、店舗ならともかく普通のアパートならば判決までいかずに和解することが多いです。判例から見るとアパートの入居者が貰える立退料は極少なのでその前に和解金を貰って終わる事が多いのです。
ただし、大家の側に明け渡しを求める正当事由があることが条件です。例えば、アパートの老朽化が進んでいる。大家の息子が家を建てる。等々。
あなたにできることは大家と直接交渉して、実際に退きたくてもお金がなくて引っ越せないからせめて移り先の初期費用くらい出してほしいとお願いすることです。
ちなみに大家から委任をもらっていても不動産屋が立ち退き交渉をすることは非弁行為という違法行為です。
あなたと交渉できるのは貸主である大家か弁護士だけです。