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プラスチック用研磨剤と金属用研磨剤の違いはなんですか?
回答
研磨粒子の硬さ。
プラスチックと金属を擦り合わせたら、金属は何ともなく、プラスチックには傷がつく。
では、プラスチック同士、金属同士を擦り合わせたらどうなるか?
ツルツル滑って光沢が出たり、急に齧りついて傷がついたりする。
砥石やサンドペーパーで金属やプラスチックを“研削”しているとき、削れなくなり光沢が出始めることがある。
この時、砥石やサンドペーパーの表面は目詰まりしている。
目詰まりしているということは、金属を研いでいるなら金属の粒子が、プラスチックを研いでいるならプラスチックの粒子が、砥石やサンドペーパーの表面にびっしり並んでいて、同じ硬さの物で擦っていることになる。
硬さが近い物を擦り合わせて光沢が出るなら、潤滑油などで齧りつきを防ぎつつ擦り合わせれば、研磨が出来る。
擦り合わせるものが平面の板では、磨きたいものの表面に沿わないから、微粒子を布などにつける。
プラスチック用にはプラスチックに近い硬さの研磨粒子が、金属用には金属に近い硬さの研磨粒子が入っている。
プラスチック用を金属に使うと、微小切削や塑性流動が起こらず、効かない。
金属用をプラスチックに使うと、切削効果ばかり強力で、表面が曇り、光沢が出ない。
https://www.toishi.info/faq/question-six/kenmakensaku.html