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50歳の私は、80歳の父が死んでしまった時の相続税を心配しています。

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50歳の私は、80歳の父が死んでしまった時の相続税を心配しています。
父は東京の良い場所に持ち家があり、ほかに東京の区分けマンションを、都心に3部屋、郊外に4部屋所持してます。

1棟所持ではなくて、別々のマンションの部屋を、合計で7部屋のみ所有です。

それらマンションは賃貸にして収入を得ています。

この父が亡くなるようなことが起きた時の相続財産の考え方についてご教示ください。

具体的な金額はここには書かず、税理士さんに伺いますが、ここでは大雑把な考え方を知りたいです。

今の私は低収入です。貯金も少ないです。

もし父が亡くなり、上の規模の財産に相続税がかかると支払えない可能性があります。

質問① 父の死後に例えば私に相続税が300万円かかったとして、それは分割払いできるのでしょうか?

また、普通に処理すれば、父の賃貸収入も受け継げるのでしょうか・・・・?

質問② 受け継げるのであれば、その賃貸収入で、相続税を5年分割くらい日数をかけて支払う、という形式も可能なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

回答
少し前に祖母と父から収益物件を相続しました。
資産総額4億台と負債2億強とがあり、相続税は3000万弱ほどになりました。
相続税の支払いと他の相続人への代償金を準備するために、母がアパートを1件9000万ほどで売りました。
母からの相続では現時点で5000万ほどの相続税がかかると言われています。祖母と父から継承した資産の収益を貯蓄し、相続税の対策を取っています。

相続税の対策として、資産の圧縮(評価を下げる)や移動(贈与等)によって減らすこと、相続税を納税するための資金を準備しておくこと、そして相続争いの芽を摘んでおくことと言われています。お父さまはこれらのことを考えてくれているのでしょうか。考えていないようなら、質問者さんが考えるしかありません。お父さまが亡くなってからできることは実はあまりありません。生きているうちにしっかりと対策を取りましょう。

質問の回答ですが、相続税は原則として一括払いです。条件次第で延納もできますが、条件が厳しい上延滞税がたっかいのでお勧めしません。
しかしながら、継承する資産の収益性や安定性からみた場合、相続税の納税資金を金融機関から借りることができると思います。銀行は安定している顧客あいてなら喜んで貸してくれます(個人の感想です)。相続申告や納税まで10ヶ月の猶予がありますので、その間に検討や交渉をされればよいかと思います。

それよりもまずは、お父さまの資産を正確に知っておくこと、運用実態を把握し可能なら徐々に事業継承してもらうこと、納税額をシミュレートし可能な限り貯めておくこと、お父さまに現預金の資産が多くあるようなら生前贈与などで移しておくこと、(書かれていないのでいないと思いますが、万が一他にも相続人になる人がいるなら調整を取っておくこと)、などをお勧めします。

ちなみに資産総額が相続税評価額で1億あった場合、相続人1人だけの場合は相続税は1220万円になります。東京のよいところにある家は、とても1億じゃ買えないんじゃないでしょうか。しっかりと現状把握と対策を取られることをお勧めします。